らくらくリーダー 取扱説明書 アイネット株式会社 ──────────────────────────────────── 目次 1.簡単な使い方 1−1.原稿を読ませる 1−2.らくらくリーダーを終了する 1−3.より正確に読ませる 1−4.文字の大きさや色を調節する 1−5.声の早さや大きさを調節する 2.拡大読書器として使う 2−1.原稿を拡大表示する 2−2.「らくらくビューア」の使い方 2-2-1 視点の移動 2-2-2 倍率の変更 2-2-3 カラー/モノクロの切り替え 2-2-4 画像の回転 2-2-5 マーキング機能 2-2-6 スキャナからの読み込み 2-2-7 画像ファイルの保存と読み込み 2-2-8 画像のコピーと貼り付け 2-2-9 全初期化 2-2-10 画像の情報を表示する 2-2-11 「らくらくビューア」の終了 2−3.読み上げた原稿を拡大表示する 3.高度な使い方 3−1.いろいろな読み上げ操作 3-1-1 カーソルキーの使い方 3-1-2 1文字読みと1行読み 3-1-3 カーソルの位置の読み上げ 3-1-4 読み上げ中に次の原稿を読み込む 3-1-5 読み上げのスキップ 3−2.文書の構築 3−3.ページの操作 3−4.しおりの操作 3−5.ファイル操作 3-5-1 文書に名前を付けて保存 3-5-2 文書の読み込み 3-5-3 文書の挿入 3-5-4 文書の上書き保存 3-5-5 文書の新規作成 3−6.検索 3−7.文書の編集 3-7-1 編集モードの使用 3-7-2 外部エディタの使用 3−8.文書の印刷 3−9.画像ファイルの操作 3-9-1 画像ファイルの表示 3-9-2 画像ファイルの認識 3-9-3 画像の保存 3−10.連続画像処理 3-10-1 連続画像読み込み 3-10-2 連続画像認識 3−11.翻訳 3-11-1 英語から日本語への翻訳 3-11-2 日本語から英語への翻訳 3−12.音声ファイルの作成 3−13.オンライン・マニュアルの参照 4.各種設定の変更 4−1.スキャナの設定 4−2.認識の設定 4−3.音声の設定 4−4.読み上げの設定 4−5.画面の設定 4−6.その他の設定 4−7.設定の保存 4−8.設定の復元 4−9.設定の初期化 5.キー操作一覧 5−1.キーのタイプ 5−2.「らくらくリーダー」のキー操作一覧表 5−3.「らくらくビューア」のキー操作一覧表 ──────────────────────────────────── ──────────────────────────────────── 1.簡単な使い方  第1章では、「らくらくリーダー」の最も基本的な使い方を解説します。 1−1.原稿を読ませる  以下の手順で、原稿を読ませることができます。 (1) スキャナの上に、読ませたい原稿(本や雑誌等)をセットします。このとき、原稿が斜めにならないように、スキャナの読み取り面の縁にぴったりと合わせるようにします。 (2) スペースキーを押します。 (3) エンターキーを押します。 (4) スキャナが動き始めます。 (5) しばらくすると、読み上げが始まります。  読み上げが終わると、シグナル音が聞こえます。  読み上げを途中で停止させるときは、Jキーまたはエスケープキーを押します。読み上げを再開させるときは、Kキーを押してからエンターキーを押します。文書の先頭から、再度読み上げを開始させるときは、Lキーを押してからエンターキーを押します。 ※FocusTalkをご使用の場合、文書中の数字を2回読み上げる場合があります。 1−2.らくらくリーダーを終了する  「らくらくリーダー」を終了するには、Aキーを押してからエンターキーを押します。 1−3.より正確に読ませる  正しく読めない原稿の場合、設定を変更することで、正しく読めるようになる場合があります。  ファンクションキーのF1キーを押すと、「文書だけの原稿」、「文書と表の混在原稿」、「表だけの原稿」を切り替えることができます。  表を読ませるときは、「表だけの原稿」に切り替えます。  文書と表が両方書かれた原稿を読ませるときは、「文書と表の混在原稿」に切り替えます。  ファンクションキーのF2キーを押すと、「普通の原稿(白紙に黒字)」、「色付き背景の原稿」、「文字の薄い原稿」を切り替えることができます。  背景に色のある原稿の場合、「色付き背景の原稿」に切り替えると、うまく読める場合があります。  文字に色のある原稿の場合、「文字の薄い原稿」に切り替えると、うまく読める場合があります。  ファンクションキーのF5キーを押すと、言語を切り替えることができます。  英語で書かれた原稿を読ませるときは、「英語ネイティブモード」または「英語翻訳モード」に切り替えます。  「英語ネイティブモード」に切り替えると、英語の発音で文面読み上げが行われます。ただし、コンピュータに英語用SAPI音声エンジンがインストールされていて、なおかつ「音声の設定」で英語用SAPI音声エンジンが正しく設定されている必要があります。  「英語翻訳モード」に切り替えると、英語を日本語に翻訳しながら文面読み上げが行われます。ただし、コンピュータに「インターネット翻訳の王様バイリンガル Version 5」がインストールされている必要があります。  日本語で書かれた原稿にも関わらずこの設定が、「英語ネイティブモード」または「英語翻訳モード」になっていると、正しく読むことができません。  日本語で書かれた原稿を読ませるときは、「日本語モード」または「日本語英訳モード」に切り替えます。  「日本語英訳モード」に切り替えると、日本語を英語に翻訳しながら、英語の発音で文面読み上げが行われます。ただし、コンピュータに「インターネット翻訳の王様バイリンガル Version 5」及び英語用SAPI音声エンジンがインストールされていて、なおかつ「音声の設定」で英語用SAPI音声エンジンが正しく設定されている必要があります。  「日本語モード」または「日本語英訳モード」の場合でも、日本語中に登場する英単語等は正しく認識します。  原稿を正しく読めなかったときは、これらの設定を変更した上で、再度認識処理を実行してみてください。  再度認識処理を実行するには、Qキーを押してからエンターキーを押します。  ただし、F2キーの設定を変更したときは、「スキャナからの読み込み」を再実行してください。F2キーは、スキャナの読み取り濃度を調節するため、再度スキャンする必要があります。 1−4.文字の大きさや色を調節する  ファンクションキーのF7キーを押すと、文字の大きさを調節することができます。また、F6キーで文字の色と背景色を変更することができます。  見やすい大きさと色に調節してご利用ください。 1−5.声の早さや大きさを調節する  Windows音声化ソフトウェア等の音声出力用ソフトウェアを使用している場合、読み上げに関する設定を調節することができます。  ファンクションキーのF4キーを押すと、行末で息継ぎするかどうかを切り替えることができます。  標準では、息継ぎしない設定になっています。  箇条書きの文書や、表などを読ませるときは、息継ぎするように設定すると、内容が聞き取り易くなります。普通の文書で、息継ぎをする設定にすると、読み上げが頻繁に途切れてしまうため、聞き取りにくくなります。  ファンクションキーのF9キーとF10キーで、声の早さを調節することができます。F9キーで声を早く、F10キーで声を遅くすることができます。  コントロールキーを押しながらこれらの操作を行うことで、英語用SAPI音声エンジンの早さを調節することができます。  ファンクションキーのF11キーとF12キーで声の大きさを調節することができます。F11キーで声を大きく、F12キーで声を小さくすることができます。  コントロールキーを押しながらこれらの操作を行うことで、英語用SAPI音声エンジンの音量を調節することができます。 ──────────────────────────────────── 2.拡大読書器として使う  この章では、「らくらくリーダー」を拡大読書器として使う方法について解説します。 2−1.原稿を拡大表示する  以下の手順で、原稿を拡大表示することができます。 (1) スキャナの上に、拡大表示したい原稿をセットします。 (2) キーボードのセミコロンキー(Lキーの右隣のキー)を押します。 (3) エンターキーを押します。 (4) スキャナが動き始めます。 (5) しばらくすると、「らくらくビューア」が起動して、原稿が画面上に表示されます。  「らくらくビューア」とは、画像を拡大表示するための専用ソフトウェアです。次の項では、この「らくらくビューア」の使い方について解説します。 2−2.「らくらくビューア」の使い方  「らくらくビューア」を使うと、簡単な操作で拡大読書を楽しむことができます。 2-2-1 視点の移動  カーソルキーで、各方向へ視点を移動することができます。  シフトキーを押しながらカーソルキーを押すと、通常よりも大きく視点を移動することができます。  また、7キーで上段左端に、8キーで上段中央に、9キーで上段右端に、Uキーで中段左端に、Iキーで中段中央に、Oキーで中段右端に、Jキーで下段左端に、Kキーで下段中央に、Lキーで下段右端に、瞬時に視点を移動することができます。  ただし、画像が1画面に収まっている場合には、視点の移動はできません。 2-2-2 倍率の変更  ファンクションキーのF1キーを押すと倍率を上げることができます。ファンクションキーのF2キーを押すと倍率を下げることができます。 2-2-3 カラー/モノクロの切り替え  ファンクションキーのF3キーを押すと、「カラー」、「モノクロ」、「モノクロ反転」を切り替えることができます。 2-2-4 画像の回転  ファンクションキーのF4キーを押すと、表示中の画像を90°回転させることができます。キーを押すたびに、画像が90°ずつ回転します。 2-2-5 マーキング機能  Gキーを押すと、今見ている部分を記憶(マーキング)することができます。  Hキーを押すと、マーキングした位置へ視点を移動します。  コントロールキーを押しながら左(右)カーソルキーを押すと、左(右)方向にマーキングがある場合はマーキングと横位置が同じになる位置(=縦並びになる位置)に、左(右)方向にマーキングがない場合は左端(右端)に、視点が移動します。  また、コントロールキーを押しながら上(下)カーソルキーを押すと、上(下)方向にマーキングがある場合はマーキングと縦位置が同じになる位置(=横並びになる位置)に、上(下)方向にマーキングがない場合は上端(下端)に、視点が移動します。  例えば、ある縦書き二段組み文書の下段の右上でマーキングしたとします。その後、下カーソルキーを押して、その行を全て読みます。続いて、コントロールキー+上カーソルキーを押します。すると、さきほどマーキングした位置に戻ります。次に、左カーソルを押して、次の行の行頭へ移動します。そして、下カーソルキーを押して、その行を全て読みます。続いて、コントロールキー+上カーソルキーを押します。すると、今度はその行の先頭位置(マーキングした位置と縦位置が同じ位置=横並びになる位置)に戻ります。  マーキング機能を利用すると、視点を素早く戻すことができます。 2-2-6 スキャナからの読み込み  スペースキーを押してからエンターキーを押すと、スキャナの上にセットした原稿を拡大表示することができます。 2-2-7 画像ファイルの保存と読み込み  Sキーを押してからエンターキーを押すと、表示中の画像を画像ファイル(BMP形式またはJPEG形式)に保存することができます。  Fキーを押してからエンターキーを押すと、指定した画像ファイル(BMP形式またはJPEG形式)を拡大表示することができます。 2-2-8 画像のコピーと貼り付け  Cキーを押してからエンターキーを押すと、表示中の画像をクリップボードに保存することができます。  Vキーを押してからエンターキーを押すと、クリップボードに保存された画像を拡大表示することができます。 2-2-9 全初期化  4キーを押してからエンターキーを押すと、全ての設定を標準の状態に戻すことができます。 2-2-10 画像の情報を表示する  ALTキーを押しながらエンターキーを押すと、表示中の画像に関する情報を確認することができます。エスケープキーを押すと、「らくらくビューア」に戻ります。 2-2-11 「らくらくビューア」の終了  エスケープキーを押すと、「らくらくビューア」を終了して、「らくらくリーダー」に戻ることができます。 2−3.読み上げた原稿を拡大表示する  1−1の手順で読み上げた原稿を、拡大表示することができます。 (1) 1−1の手順に従って、原稿を読ませます。 (2) 読み上げが終了するまで待つか、読み上げを途中で停止させます。 (3) Yキーを押します。 (4) エンターキーを押します。 (5) 「らくらくビューア」が起動して、原稿が画面上に表示されます。  「らくらくビューア」の使い方については、2−2の項をご覧ください。 ──────────────────────────────────── 3.高度な使い方  この章では、少し高度な使い方について解説します。 3−1.いろいろな読み上げ操作 3-1-1 カーソルキーの使い方  上下左右のカーソルキーで、カーソルを自由自在に移動させることができます。  左右のカーソルキーを押すと、1文字ずつ文字を確認しながらカーソルを移動させることができます。上下カーソルキーを押すと、1行ずつ内容を確認しながら、カーソルを移動させることができます。  カーソルキーの操作は、読み上げ中でも有効です。読み上げ中に、下カーソルキーを押すと、行を読み飛ばすことができます。また、上カーソルキーを押すと、行を戻すことができます。 3-1-2 1文字読みと1行読み  現在カーソルのある文字または行を読み上げることができます。  Uキーを押すと、現在カーソルのある文字を詳しく説明して読み上げます。説明の仕方については、使用している音声出力用ソフトウェアによって異なります。  Iキーを押すと、現在カーソルのある行を読み上げます。 3-1-3 カーソルの位置の読み上げ  Oキーを押すと、現在カーソルのある位置を読み上げます。 3-1-4 読み上げ中に次の原稿を読み込む  「らくらくリーダー」は、読み上げの途中でも次の原稿をスキャナから読み込むことができます。  操作手順は、読み上げの途中でスペースキーを押して、続けてエンターキーを押すだけです。  ただし、読み上げ中に原稿を読み込んだ場合、通常よりも処理時間が長くなることがあります。 3-1-5 読み上げのスキップ  読み上げ中に音声をスキップすることができます。  読み上げ中にシフトキーを押すと、次の句読点までをスキップします。  読み上げ中にコントロールキーを押しながらシフトキーを押すと、次の改行までをスキップします。 3−2.文書の構築  通常、一つの原稿を読ませると、前に読ませた内容は消去されます。しかし、単行本などを読む場合、前に読ませた内容に新しい内容を追加していきたいことがあります。  このようなときは、ファンクションキーのF3キーを押して、「認識結果を追加する」という設定に切り替えます。  この設定にすると、新しい原稿の内容は、既存の文書の後ろに追加されます。この状態で、「スキャナからの読み込み」を繰り返すことで、本一冊を一つの文書にまとめることができます。  ファンクションキーのF3キーを押して、「連続スキャンしてから認識結果で上書きする」または「連続スキャンしてから認識結果を追加する」の設定に切り替えると、最初にまとめてスキャナから原稿を読み込みます。その後、読み込んだ原稿がまとめて認識されます。認識結果は、既存の文書に上書きまたは追加されます。  新しい文書を構築するために、いったん編集中の文書を削除するときは、Dキーを押してから、エンターキーを押します。 3−3.ページの操作  「らくらくリーダー」は、認識結果は一つのページとして保存されます。認識結果が編集中の文書に追加される設定になっていると、編集中の文書に認識結果が追加されるときに新しいページが追加されていきます。  PageUpキーまたはPageDownキーを押すと、前のページまたは次のページへ移動することができます。  メニューバーの[検索]→[指定ページへ移動]を実行すると、好きなページへ移動することができます。移動したいページ番号を入力してからエンターキーを押してください。  メニューバーの[編集]→[ページの選択]で、カーソルのあるページの内容を選択することができます。  メニューバーの[編集]→[ページの分割]で、カーソルのある位置を境にして、ページを分割することができます。  メニューバーの[編集]→[ページの結合]→[前のページと結合]または[編集]→[ページの結合]→[次のページと結合]で、カーソルのあるページに、前のページまたは次のページを結合することができます。 3−4.しおりの操作  「らくらくリーダー」は、しおり機能を備えています。この機能を使用すると、文書の好きな位置にしおりをセットして、後でその位置に移動することができます。  しおりをセットするときは、しおりをセットしたい位置に移動して、Gキーを押して、エンターキーを押します。  コントロールキーを押しながらPageUpキーまたはPageDownキーを押すと、文書先頭または文書末尾に向かってしおりを検索します。しおりが見つかると、そのしおりの位置へ移動します。  しおりの位置でHキーを押してエンターキーを押すと、しおりを削除することができます。 3−5.ファイル操作  「らくらくリーダー」では、文書をテキストファイルに保存したり、テキストファイルに保存された文書を読み込んだりすることができます。  「らくらくリーダー」の起動直後は、「標準テキストファイル」という特別なテキストファイルが作業対象となっています。このテキストファイルは、「らくらくリーダー」に内蔵されたテキストファイルです。 3-5-1 文書に名前を付けて保存  以下の手順で、編集中の文書をテキストファイルに保存することができます。 (1) Sキーを押します。 (2) エンターキーを押します。 (3) Windows標準のファイル保存用ダイアログボックスが表示されます。 (4) 保存するファイル名を入力して、エンターキーを押します。  この操作を行うと、作業対象が保存したテキストファイルに切り替わります。 3-5-2 文書の読み込み  以下の手順で、テキストファイルまたはPDFファイルに保存された文書を読み込むことができます。 (1) Fキーを押します。 (2) エンターキーを押します。 (3) Windows標準のファイル読み込み用ダイアログボックスが表示されます。 (4) 読み込みたいファイル名を入力して、エンターキーを押します。 (5) 文書が読み込まれます。  この作業を行うと、作業対象が読み込んだテキストファイルに切り替わります。PDFファイルを読み込んだ場合は、作業対象が新規文書に切り替わります。  PDFファイルの中には、文字情報がないか、あるいは取り出すことができないものがあります。そのようなPDFファイルの場合には、画像ファイルとして認識することができます。 ※Windows VistaではPDFファイルを画像ファイルとして認識する機能はご利用いただけません。 3-5-3 文書の挿入  以下の手順で、テキストファイルに保存された文書をカーソル位置へ挿入することができます。 (1) Nキーを押します。 (2) エンターキーを押します。 (3) Windows標準のファイル読み込み用ダイアログボックスが表示されます。 (4) 読み込みたいファイル名を入力して、エンターキーを押します。 (5) カーソル位置へ文書が挿入されます。 3-5-4 文書の上書き保存  以下の手順で、編集中の文書に加えられた変更をテキストファイルに上書き保存することができます。 (1) コントロールキーを押しながらSキーを押します。  作業対象が「標準テキストファイル」の場合は、この作業を行わなくても変更内容は自動的に保存されます。 3-5-5 文書の新規作成  以下の手順で、新しいテキストファイルを作成することができます。 (1) コントロールキーを押しながらNキーを押します。  この作業を行うと、作業対象が新しく作成したテキストファイルに切り替わります。 3−6.検索  以下の手順で、編集中の文書の中から任意の文字列を検索することができます。 (1) Wキーを押します。 (2) 検索ダイアログボックスが表示されます。 (3) 検索したい文字列を入力します。 (4) TABキーを押します。 (5) 上下カーソルキーで検索方向を選択します。検索は、現在カーソルのある位置から、文書末尾または文書先頭に向かって実行されます。 (6) TABキーを押します。 (7) エンターキーを押します。 (8) 指定した文字列が見つかれば、その場所に移動します。指定した文字列が見つからなかった場合は、メッセージが表示されますので、エンターキーを押します。  一度検索を実行すると、検索した文字列は記憶されます。コントロールキーを押しながら↑キーまたは↓キーを押すと、文書先頭または文書末尾に向かって検索を行うことができます。 3−7.文書の編集  「らくらくリーダー」では、簡単な文書編集を行うことができます。  シフトキーを押しながらカーソルキーを押してカーソルを移動すると、カーソルキーが移動した範囲が選択状態となります。  この状態で、Cキーを押してエンターキーを押すと、選択範囲が記憶されます。また、Xキーを押してエンターキーを押すと、選択範囲が記憶されると同時に削除されます。Bキーを押してエンターキーを押すと、選択範囲が削除されます。Bキーの場合には、選択範囲は記憶されません。  記憶された内容は、Vキーを押してエンターキーを押すことによって、好きな位置に貼り付けることができます。  誤って大事な文書を削除してしまったときなどは、Zキーを押してエンターキーを押すことで、直前の状態に戻すことができます。  文書が記憶されるのは、クリップボードというWindows共通の場所のため、他のアプリケーションから「らくらくリーダー」で記憶した文書を利用することができます。 3-7-1 編集モードの使用  「らくらくリーダー」には、文字を直接書き込むことができるモードが用意されています。  コントロールキーを押しながらTABキーを押すと、「編集モード」に切り替えることができます。「編集モード」の状態では、文字を直接入力したり、BackSpace キーや Delete キーで文字を削除したり、通常のエディタのように文書を編集することができます。  「編集モード」の状態で、コントロールキーを押しながらTABキーを押すと、「標準モード」に戻ります。 3-7-2 外部エディタの使用  「らくらくリーダー」には、ワードパッド等の文書編集用外部アプリケーション(外部エディタ)との連携機能があり、これらの外部エディタを使用して文書の編集や印刷を行うことができます。  Mキーを押してからエンターキーを押すと、外部エディタが起動します。文書の編集が終わったら、編集した文書を「上書き保存」して、そのまま外部エディタを終了します。このとき、必ず「テキスト形式」で「上書き保存」するようにしてください。他の形式で保存したり、上書き保存以外の保存方法で保存したりした場合、編集結果が「らくらくリーダー」に反映されません。  外部エディタを終了すると、「らくらくリーダー」に戻ります。同時に、編集した文書が「らくらくリーダー」に読み込まれます。  使用する外部エディタは、メモ帳、ワードパッド、ワード、エクセル、マイエディットの中から選択することができます。標準ではワードパッドが選択されています。使用する外部エディタは、「その他の設定」で変更することができます。  ただし、ワード、エクセル、マイエディットについては、コンピュータにインストールされている場合に限り使用できます。 3−8.文書の印刷  以下の手順で、編集中の文書を印刷することができます。 (1) コントロールキーを押しながらPキーを押します。 (2) Windows標準の印刷ダイアログボックスが表示されます。 (3) エンターキーを押すと印刷を開始します。 3−9.画像ファイルの操作  この節で「画像ファイル」とは「BMP形式またはJPEG形式の画像ファイル」を指します。 3-9-1 画像ファイルの表示  以下の手順で、任意の画像ファイルを「らくらくビューア」で拡大表示することができます。 (1) Tキーを押します。 (2) エンターキーを押します。 (3) Windows標準のファイル読み込み用ダイアログボックスが表示されます。 (4) 表示したい画像ファイル名を入力して、エンターキーを押します。 (5) 「らくらくビューア」が起動して、指定した画像ファイルが表示されます。 3-9-2 画像ファイルの認識  以下の手順で、指定した画像ファイルまたはPDFファイルを認識することができます。 (1) Rキーを押します。 (2) エンターキーを押します。 (3) Windows標準のファイル読み込み用ダイアログボックスが表示されます。 (4) 認識させたい画像ファイル名を入力して、エンターキーを押します。 (5) スキャナから読み込んだときと同様に、認識処理が開始されます。 (6) 認識処理が終了すると、認識結果の読み上げが開始されます。  ただし、画像ファイルによっては正しく認識できないものもあります。  白黒画像(2値画像)以外の画像ファイル(カラーまたはグレイスケール)や、解像度の低い(300以下)画像ファイル等は、正しく認識できないことがあります。  PDFファイルの中には、文字情報を含むものがあります。そのようなPDFファイルの場合には、画像ファイルとして認識する代わりに文字情報を取り出すことができます。 ※Windows VistaではPDFファイルを画像ファイルとして認識する機能はご利用いただけません。 3-9-3 画像の保存  以下の手順で、直前に認識した画像を、画像ファイルとして保存できます。 (1) コントロールキーを押しながらBキーを押します。 (2) Windows標準のファイル保存用ダイアログボックスが表示されます。 (3) 保存したい画像ファイル名を入力して、エンターキーを押します。 3−10.連続画像処理  「らくらくリーダー」には、複数の画像ファイルを一括処理する機能があります。ただし、一括処理できるのはBMP形式の画像ファイルに限ります。 3-10-1 連続画像読み込み  連続画像読み込み機能は、複数の原稿をまとめてスキャナから読み込む機能です。読み込んだ画像は、全て同じフォルダ内に保存されます。画像ファイルには、自動的に連番が付加されます。  以下の手順で、画像連続読み込みを行うことができます。 (1) スキャナの上に、1枚目の原稿をセットします。 (2) キーボードのカンマキー(Mキーの右隣のキー)を押します。 (3) エンターキーを押します。 (4) Windows標準のファイル保存用ダイアログボックスが表示されます。 (5) 保存したい連続画像ファイル名を入力して、エンターキーを押します。 (6) スキャナが動き始めます。 (7) しばらくすると、画像の読み込みが終了します。 (8) 読み込んだ画像が保存されます。 (9) 読み込みを継続するかどうかを問い合わせるメッセージボックスが表示されます。 (10) 次の原稿を読み込む場合は、スキャナの上に次の原稿をセットしてから、エンターキーを押して、手順5からの操作を行います。読み込みを終了する場合には、エスケープキーを押します。  画像ファイルは、連続画像ファイルが保存されるフォルダに保存され、ファイル名は連続画像ファイル名に連番を付加したものとなります。  例えば、AINET という連続画像ファイルを指定した場合、保存される画像は、AINET0000.BMP, AINET0001.BMP, ... となります。 3-10-2 連続画像認識  連続画像読み込みで保存した複数の原稿を、まとめて認識することができます。  以下の手順で、連続画像認識を行うことができます。 (1) キーボードのピリオドキー(Mキーの二つ右隣のキー)を押します。 (2) エンターキーを押します。 (3) Windows標準のファイル読み込み用ダイアログボックスが表示されます。 (4) 認識させたい連続画像ファイル名を入力して、エンターキーを押します。 (5) スキャナから読み込んだときと同様に、認識処理が開始されます。 (6) 認識処理が終了すると、認識結果の読み上げが開始されます。 3−11.翻訳  コンピュータに「インターネット翻訳の王様バイリンガル Version 5」がインストールされていれば、日本語から英語へ、英語から日本語へ、それぞれ翻訳を行うことができます。 3-11-1 英語から日本語への翻訳  以下の手順で、編集中の文書を英語から日本語へ翻訳することができます。 (1) :(コロン)キーを押します。 (2) エンターキーを押します。 (3) 確認メッセージが表示されるので、もう一度エンターキーを押します。 (4) 翻訳作業が開始されます。 (5) 翻訳が終了すると、自動的に翻訳結果の読み上げが開始されます。  文書を選択した状態で翻訳を行うと、選択した範囲だけを翻訳することができます。  ファンクションキーのF8キーを押すと、編集中の文書と翻訳結果とを切り替えることができます。 3-11-2 日本語から英語への翻訳  以下の手順で、編集中の文書を日本語から英語へ翻訳することができます。 (1) ](閉じ角括弧)キーを押します。 (2) エンターキーを押します。 (3) 確認メッセージが表示されるので、もう一度エンターキーを押します。 (4) 翻訳作業が開始されます。 (5) 翻訳が終了すると、自動的に翻訳結果の読み上げが開始されます。  文書を選択した状態で翻訳を行うと、選択した範囲だけを翻訳することができます。  ファンクションキーのF8キーを押すと、編集中の文書と翻訳結果とを切り替えることができます。 3−12.音声ファイルの作成  「らくらくボイス」がインストールされていれば、「らくらくリーダー」の文書を音声ファイルに保存することができます。 (1) メニューバーの[ファイル]→[音声ファイルの作成]を実行します。 (2) 「らくらくボイス」が起動して、音声ファイル名の入力画面が表示されます。 (3) 音声ファイルの名前を入力してエンターキーを押します。 (4) 音声ファイルの作成処理が始まります。 (5) 音声ファイルの作成処理が終わると、音声ファイル一覧画面に切り替わります。この後の操作は「らくらくボイス」付属のマニュアルの「§6.音声ファイルの管理」をご覧ください。 ※この機能はWindows Vistaではご利用いただけません。 ※この機能をご利用いただくには「らくらくボイス」がインストールされている必要があります。 3−13.オンライン・マニュアルの参照  以下の手順で、オンライン・マニュアルを参照することができます。 (1) ¥(円マーク)キーを押します。 (2) 上下カーソルキーで目次を選択します。 (3) エンターキーを押します。 (3) オンライン・マニュアルの読み上げが開始されます。 (4) Jキーまたはエスケープキーを押すと、読み上げが停止します。  読み上げ停止状態のときにエスケープキーを押すと目次に戻ります。目次でエスケープを押すと前の画面に戻ります。 ※以前のバージョンではF8キーでマニュアルと編集中の文書とを切り替えることができましたが、本バージョンではエスケープキーでマニュアルの画面から編集画面に戻る形となりました。 ──────────────────────────────────── 4.各種設定の変更  「らくらくリーダー」は、動作を詳細に設定することができます。  設定項目は5つのカテゴリに分かれています。フルキーの1〜5のいずれかを押してエンターキーを押すと、対応するカテゴリの設定変更用ダイアログボックスが表示されます。  数字と設定カテゴリとの対応は以下の通りです。 フルキー1:スキャナの設定 フルキー2:認識の設定 フルキー3:音声の設定 フルキー4:読み上げの設定 フルキー5:画面の設定 フルキー6:その他の設定  設定ダイアログボックスは、全て共通の操作方法で操作できます。  タブキーで、設定を変更したい項目を選びます。  コンボボックス、リストボックスまたはラジオボタンの項目は、上下カーソルキーで設定を変更します。  チェックボックスの項目は、スペースキーでオン/オフを切り替えます。  「規定値に戻す」のボタンでエンターキーを押すと、全ての項目を出荷時の状態に戻します。  「確定」のボタンでエンターキーを押すと、設定を確定して、ダイアログボックスを閉じます。  「取り消し」のボタンでエンターキーを押すと、設定の変更を取り消して、ダイアログボックスを閉じます。  一度設定を変更すると、「らくらくリーダー」を終了してもその設定は保存されます。ただし、以下の設定は「らくらくリーダー」起動時に、自動的に初期化されます。 ●起動時に初期化される設定 スキャナの設定:連続して画像を読み込む(チェックボックス) スキャナの設定:色の選択(ラジオボタン) スキャナの設定:濃度(コンボボックス) 認識の設定:認識結果(コンボボックス) 認識の設定:原稿の言語(コンボボックス) 認識の設定:原稿の種類(コンボボックス) 読み上げの設定:改行位置で息継ぎする(チェックボックス)  ただし、「その他の設定」の「らくらくリーダーの起動時に設定を初期化する」を無効にすることで、これらの設定は初期化されなくなります。 4−1.スキャナの設定 ●使用するスキャナ(リストボックス)  使用するスキャナを選択します。複数のスキャナを接続している場合などは、使用するスキャナを正しく指定する必要があります。 ●連続して画像を読み込む(チェックボックス)  この項目をチェックすると、複数の原稿をまとめて読み込むことができるようになります。  この項目がチェックされていると、スキャナからの読み込みが終了した時点で、次の原稿を読み込むかどうかを問い合わせるメッセージボックスが表示されます。ここで、エンターキーを押すと、次の原稿を読み込みます。エスケープキーを押すと、読み込んだ原稿をまとめて認識処理します。 ●スキャナドライバの画面を表示する(チェックボックス)  この項目をチェックすると、スキャナメーカーの提供するドライバ画面が表示されます。ドライバ画面を表示することによって、スキャナの動作をきめ細かく制御することができます。  ただし、ドライバ画面はスキャナの種類によって異なります。また、Windows音声化ソフトウェアで音声化できない場合もあります。 ●ADFを使用する(チェックボックス)  この項目をチェックすると、自動給紙装置(ADF)を使用するようになります。ADFを使用することで、複数枚の単票用紙を連続して読み込むことができます。 ●サイズ(コンボボックス)  原稿のサイズを指定できます。名刺等のような小さいサイズの原稿を読み込む場合、サイズを小さくすることで、スキャナの読み取り時間を短縮することができます。 ●解像度(コンボボックス)  解像度を指定します。解像度を下げると読み取り時間を短縮できる代わりに、認識精度が低下します。解像度を上げると認識精度が向上する代わりに、読み取り時間が長くなります。  ただし、解像度を上げても認識精度が向上しない場合もあります。 ●色の設定(ラジオボタン)  「カラー」に設定すると、カラーで読み取ることができます。拡大読書機能でカラー表示したい場合にのみ「カラー」に設定します。 ●濃度(コンボボックス)  濃度を指定します。色付き背景の原稿に対しては、濃度を0以下に下げると認識精度が向上します。文字の薄い原稿については、濃度を0以上に上げると、認識精度が向上します。  この設定は、「カラー」読み取り時は無効となります。 ●明るさ(コンボボックス)  明るさを指定します。  この設定は、「白黒」読み取り時は無効となります。 ●色合い(コンボボックス)  色合いを指定します。  この設定は、「白黒」読み取り時は無効となります。 4−2.認識の設定 ●認識結果(コンボボックス)  認識結果を、既存の文書に上書きするか、既存の文書の後ろに追加するかを指定します。 ●原稿の言語(コンボボックス)  原稿の言語を指定します。  「日本語」を選択しても、日本語中の英単語等は正しく認識します。  「自動判別」を選択した場合、誤った判断をする場合があります。 ●原稿の種類(コンボボックス)  原稿の種類を指定します。  「標準文書」を選択すると、複雑な段組の文書でも正しく認識できますが、表は正しく認識できません。  「表」を選択すると、表は正しく認識できますが、段組のない単純な文書でも正しく認識できません。  「自動判別」を選択すると、文書と表の混在する原稿でも正しく認識することができますが、複雑な段組の文書は正しく認識できません。 ●レイアウト(コンボボックス)  原稿のレイアウト(段組)を指定します。 ●認識結果の自動訂正を行う(チェックボックス)  この項目をチェックすると、認識結果に対して言語処理が行われます。  言語処理とは、言語として誤っている語句を自動的に訂正する機能です。 ●ルビを出力する(チェックボックス)  この項目をチェックすると、ルビ(フリガナ)が括弧で囲まれて文字の後ろに挿入されます。チェックがない場合は、ルビは無視されます。 ●段落末の改行のみ出力する(チェックボックス)  この項目をチェックすると、通常の改行(レイアウト上の改行)は無視され、段落末の改行のみが出力されます。  ただし、原稿のレイアウトによっては、段落末を正しく認識できない場合があります。そのような場合には、二つ以上の段落が一つの行としてまとめられてしまうことがあります。 ●空白を出力する(チェックボックス)  この項目をチェックすると、字下げなどの空白も出力されます。  ただし、音声による読み上げのなめらかさが損なわれる場合があります。 ●ひらがな(チェックボックス) ●カタカナ(チェックボックス) ●漢字(チェックボックス) ●英字(チェックボックス) ●数字(チェックボックス) ●記号(チェックボックス)  これらの項目のチェックを外すことで、そのカテゴリの文字は絶対に出力されなくなります。例えば、英字と数字のみの原稿の場合、それ以外のチェックを外しておくことで、認識精度が向上する場合があります。 ●認識結果の自動読み上げ(チェックボックス)  この項目のチェックを外すと、認識処理終了後に、読み上げは開始されません。 ●認識処理終了後に画像を表示(チェックボックス)  この項目をチェックすると、認識処理終了後に、「らくらくビューア」が起動して、読み込んだ原稿が拡大表示されます。 4−3.音声の設定 ●音声エンジンの選択(ラジオボタン)  「音声エンジンを使用しない」を選択すると、「らくらくリーダー」は音声出力を行いません。  「最適な音声エンジンを使用する」を選択すると、使用可能な音声エンジンを自動的に選択します。  「Windows音声化ソフトウェアを使用する」を選択すると、選択したWindows音声化ソフトウェアを使用します。  「SAPI音声エンジンを使用する」を選択すると、選択したSAPI音声エンジンを使用します。  「SMARTTALKを使用する」を選択すると、SMARTTALKを使用します。 ●Windows音声化ソフトウェア(コンボボックス)  使用するWindows音声化ソフトウェアを指定します。 ●SAPI音声エンジン(コンボボックス)  使用するSAPI音声エンジンを指定します。 ●英語用SAPI音声エンジン(コンボボックス)  英語の読み上げ時に使用するSAPI音声エンジンを指定します。 4−4.読み上げの設定 ●画面右端で息継ぎする(ラジオボタン)  この項目をチェックすると、読み上げの際に画面の右端で息継ぎします。  この設定は、「区切り文字で息継ぎする」と併用できません。 ●区切り文字で息継ぎする(ラジオボタン)  この項目をチェックすると、読み上げの際に句読点等の区切り文字で息継ぎします。  この設定は、「画面右端で息継ぎする」と併用できません。 ●改行位置で息継ぎする(チェックボックス)  この項目をチェックすると、読み上げの際に改行位置(画面右端ではなく強制改行のある位置)で息継ぎします。  この設定は、「区切り文字で息継ぎする」とだけ併用可能です。 ●英語発音で読み上げる(チェックボックス)  この項目をチェックすると、文面読み上げを英語用SAPI音声エンジンを使用して行います。ただし、文面が日本語の場合、正しく読み上げることができない場合があります。 4−5.画面の設定 ●文字の大きさ(コンボボックス)  文字の大きさを選択します。 ●文字のフォント(コンボボックス)  文字のフォントを選択します。 注意:Microsoft Office がインストールされていないコンピュータでは、「ゴシック体」及び「明朝体」のみ使用可能です。 ●文字の色(コンボボックス)  文字の色を選択します。 ●背景の色(コンボボックス)  背景の色を選択します。 ●ツールバーを表示する(チェックボックス)  ツールバーの表示及び非表示を切り替えます。 ●ステータスバーを表示する(チェックボックス)  ステータスバーの表示及び非表示を切り替えます。 ●メニューバーを表示する(チェックボックス)  メニューバーの表示及び非表示を切り替えます。 ●フルスクリーン表示する(チェックボックス)  フルスクリーン表示するかどうかを指定します。フルスクリーン表示にすると、ディスプレイ全体を使用して、画面を表示します。 ●ウィンドウサイズに合わせて行を折り畳む(チェックボックス)  この項目をチェックすると、ウィンドウサイズに合わせて行を折り畳みます。チェックを外すと、行の折り畳みは行われません。 ●読み上げ領域を選択表示する(チェックボックス)  この項目をチェックすると、現在読み上げている領域を選択状態にして、強調表示します。 ●検索文字列を選択表示する(チェックボックス)  この項目をチェックすると、検索時に発見した文字列を選択状態にして、強調表示します。 4−6.その他の設定 ●使用するエディタ(コンボボックス)  「文書の編集」機能で使用する外部エディタを選択します。 ●エディタの再検索(プッシュボタン)  インストールされたエディタを再検索して、選択可能なエディタの一覧を更新します。  「らくらくリーダー」をインストールした後に新しいエディタをインストールした場合は、この作業を行ってインストールしたエディタを選択できるようにしてください。  コンピュータの環境によっては、この作業に数分かかることがあります。 ●[スタートメニュー]ボタンを使用不可にする(チェックボックス)  この項目をチェックすると、キーボードの[スタートメニュー]ボタンが使用不能になります。 ●自動的にフォーカスを戻す(チェックボックス)  この項目をチェックすると、常に「らくらくリーダー」にフォーカスが当たるようになります。その代わり、他のアプリケーションを同時に使用することができなくなります。 ●コンピュータの起動時にらくらくリーダーも起動する(チェックボックス)  この項目をチェックすると、コンピュータが起動したときに、同時に「らくらくリーダー」も起動するようになります。 ●らくらくリーダー終了時にコンピュータも終了する(チェックボックス)  この項目をチェックすると、「らくらくリーダー」が終了するときに、同時にコンピュータも終了するようになります。 ●らくらくリーダーの起動時と終了時の挨拶を省略する  この項目をチェックすると、「らくらくリーダー」の起動時と終了時に、マスコット画像の表示と、終了時の音声による挨拶が省略されます。これにより、起動と終了に要する時間を短縮することができます。 ●らくらくリーダーの起動時に設定を初期化する  この項目をチェックすると、「らくらくリーダー」の起動時に、ファンクションキーのF1キーからF5キーで変更した設定を自動的に出荷時の状態に戻します。 4−7.設定の保存  スキャナと認識に関するの設定を、好きな名前を付けて保存することができます。保存した設定は、後で復元することができます。  以下の手順で、設定を保存します。 (1) フルキーの8キー(テンキーではありません)を押します。 (2) エンターキーを押します。 (3) Windows標準のファイル保存用ダイアログボックスが表示されます。 (4) 保存したい設定ファイル名を入力して、エンターキーを押します。 4−8.設定の復元  以下の手順で、保存したスキャナと認識に関する設定を復元することができます。 (1) フルキーの7キー(テンキーではありません)を押します。 (2) エンターキーを押します。 (3) Windows標準のファイル読み込み用ダイアログボックスが表示されます。 (4) 復元したい設定ファイル名を入力して、エンターキーを押します。 (5) スキャナと認識に関する設定が復元されます。 4−9.設定の初期化  フルキーの9キー(テンキーではありません)を押すと、スキャナと認識処理に関する設定を初期状態に戻すことができます。もし「らくらくリーダー」が原稿を正しく読まなくなってしまった場合、スキャナや認識処理に関する設定が正しくない場合が考えられます。そのようなときは、本機能を実行して、一度これらの設定を初期状態に戻すことをお薦めします。 ──────────────────────────────────── 5.キー操作一覧 5−1.キーのタイプ  「らくらくリーダー」のキー操作には、二つのタイプがあります。 ●予約型  このタイプのキーは、一度押すとそのキーに割り当てられた機能を説明します。そして、エンターキーを押したときだけ、その機能が実行されます。 ●実行型  このタイプのキーは、一度押しただけでそのキーに割り当てられた機能が実行されます。 5−2.「らくらくリーダー」のキー操作一覧表 ↑ 実行型 1行上に移動 ↓ 実行型 1行下に移動 ← 実行型 1文字左に移動 → 実行型 1文字右に移動 BackSpace 実行型 削除 Delete 実行型 削除 End 実行型 行末に移動 Esc 実行型 読み上げ停止/スキャンの中断/認識の中断 Home 実行型 行頭に移動 PageDown 実行型 次のページ PageUp 実行型 前のページ Space 予約型 スキャナからの読み込み TAB 予約型 全て選択 F1 実行型 原稿の構成切り替え(文書のみ/文書と表の混在/表のみ) F2 実行型 原稿の色切り替え(普通/色付き背景/文字の薄い) F3 実行型 認識結果の追加方法切り替え F4 実行型 行末での息継ぎ切り替え F5 実行型 言語切り替え F6 実行型 文字色/背景色/フォント切り替え F7 実行型 文字サイズ切り替え F8 実行型 文書切り替え F9 実行型 音声速度アップ F10 実行型 音声速度ダウン F11 実行型 音声ボリュームアップ F12 実行型 音声ボリュームダウン A 予約型 らくらくリーダーの終了 B 予約型 削除 C 予約型 記憶 D 予約型 文書の削除 E 予約型 選択範囲を保存 F 予約型 文書を開く G 予約型 しおりをセット H 予約型 しおりを削除 I 実行型 行の読み上げ J 実行型 読み上げ停止 K 予約型 続きから読み上げ L 予約型 最初から読み上げ M 予約型 文書の編集 N 予約型 文書の挿入 O 実行型 現在位置の読み上げ Q 予約型 認識の再実行 R 予約型 画像ファイルの認識 S 予約型 文書に名前を付けて保存 T 予約型 画像ファイルの観覧 U 実行型 文字の読み上げ V 予約型 貼り付け W 予約型 検索 X 予約型 切り取り Y 予約型 拡大読書 Z 予約型 元に戻す 1 予約型 スキャナの設定 2 予約型 認識の設定 3 予約型 音声の設定 4 予約型 読み上げの設定 5 予約型 画面の設定 6 予約型 その他の設定 7 予約型 設定の復元 8 予約型 設定の保存 9 予約型 設定の初期化 - 予約型 アップデート ^ 予約型 バージョン情報 \ 予約型 マニュアルの参照 ; 予約型 スキャナで拡大読書 : 予約型 英語を日本語に翻訳 ] 予約型 日本語を英語に翻訳 , 予約型 連続画像読み込み . 予約型 連続画像認識 テンキー0 予約型 らくらくリーダーの終了 テンキー1 実行型 文字の読み上げ テンキー2 実行型 行の読み上げ テンキー3 実行型 現在位置の読み上げ テンキー4 実行型 読み上げ停止 テンキー5 予約型 続きから読み上げ テンキー6 予約型 最初から読み上げ テンキー7 予約型 文書を開く テンキー8 予約型 文書に名前を付けて保存 テンキー9 予約型 選択範囲を保存 テンキー/ 予約型 しおりをセット テンキー* 予約型 しおりを削除 テンキー− 予約型 拡大読書 テンキー+ 予約型 スキャナからの読み込み テンキー. 予約型 文書の削除 SHIFT+Delete 実行型 切り取り SHIFT+Insert 実行型 貼り付け CTRL+↑ 実行型 前を検索 CTRL+↓ 実行型 次を検索 CTRL+← 実行型 前の単語に移動 CTRL+→ 実行型 次の単語に移動 CTRL+BackSpace 実行型 文書の削除 CTRL+Delete 実行型 文書の削除 CTRL+End 実行型 文書末尾に移動 CTRL+Enter 実行型 スキャナで拡大読書 CTRL+Home 実行型 文書先頭に移動 CTRL+Insert 実行型 文書の挿入 CTRL+PageDown 実行型 次のしおり CTRL+PageUp 実行型 前のしおり CTRL+Space 実行型 スキャナからの読み込み CTRL+TAB 実行型 編集モード切替 CTRL+A 実行型 全て選択 CTRL+B 実行型 画像の保存 CTRL+C 実行型 記憶 CTRL+E 実行型 選択範囲を保存 CTRL+F 実行型 検索 CTRL+G 実行型 しおりをセット CTRL+H 実行型 しおりを削除 CTRL+I 実行型 行の読み上げ CTRL+J 実行型 読み上げ停止 CTRL+K 実行型 続きから読み上げ CTRL+L 実行型 最初から読み上げ CTRL+M 実行型 文書の編集 CTRL+N 実行型 文書の新規作成 CTRL+O 実行型 文書を開く CTRL+P 実行型 印刷 CTRL+Q 実行型 らくらくリーダーの終了 CTRL+R 実行型 画像ファイルの認識 CTRL+S 実行型 文書の上書き保存 CTRL+T 実行型 画像ファイルの観覧 CTRL+U 実行型 文字の読み上げ CTRL+V 実行型 貼り付け CTRL+W 実行型 文書に名前を付けて保存 CTRL+X 実行型 切り取り CTRL+Y 実行型 拡大読書 CTRL+Z 実行型 元に戻す CTRL+1 実行型 スキャナの設定 CTRL+2 実行型 認識の設定 CTRL+3 実行型 音声の設定 CTRL+4 実行型 読み上げの設定 CTRL+5 実行型 画面の設定 CTRL+6 実行型 その他の設定 CTRL+7 実行型 設定の復元 CTRL+8 実行型 設定の保存 CTRL+9 実行型 設定の初期化 CTRL+- 実行型 アップデート CTRL+^ 実行型 バージョン情報 CTRL+\ 実行型 マニュアルの参照 CTRL+@ 実行型 認識の再実行 CTRL+; 実行型 スキャナで拡大読書 CTRL+: 実行型 英語を日本語に翻訳 CTRL+] 実行型 日本語を英語に翻訳 CTRL+, 実行型 連続画像読み込み CTRL+. 実行型 連続画像認識 CTRL+/ 実行型 スキャナ切り替え(降順) CTRL+_ 実行型 スキャナ切り替え(逆順) CTRL+テンキー0 実行型 らくらくリーダーの終了 CTRL+テンキー1 実行型 文字の読み上げ CTRL+テンキー2 実行型 行の読み上げ CTRL+テンキー3 実行型 現在位置の読み上げ CTRL+テンキー4 実行型 読み上げ停止 CTRL+テンキー5 実行型 続きから読み上げ CTRL+テンキー6 実行型 最初から読み上げ CTRL+テンキー7 実行型 文書を開く CTRL+テンキー8 実行型 文書に名前を付けて保存 CTRL+テンキー9 実行型 選択範囲を保存 CTRL+テンキー/ 実行型 しおりをセット CTRL+テンキー* 実行型 しおりを削除 CTRL+テンキー− 実行型 拡大読書 CTRL+テンキー+ 実行型 スキャナからの読み込み CTRL+テンキー. 実行型 文書の削除 ALT+BackSpace 実行型 元に戻す ALT+Enter 実行型 フルスクリーン表示切り替え 5−3.「らくらくビューア」のキー操作一覧表 → 実行型 右へ移動 ← 実行型 左へ移動 ↑ 実行型 上へ移動 ↓ 実行型 下へ移動 PageDown 実行型 倍率ダウン PageUp 実行型 倍率アップ Space 予約型 スキャナからの読み込み F1 実行型 倍率アップ F2 実行型 倍率ダウン F3 実行型 カラー表示切り替え F4 実行型 右90°回転 A 予約型 らくらくビューアの終了 C 予約型 記憶 F 予約型 画像ファイルの読み込み G 実行型 マーキング H 実行型 マーク位置へ移動 I 実行型 中段中央へ移動 J 実行型 下段左端へ移動 K 実行型 下段中央へ移動 L 実行型 下段右端へ移動 O 実行型 中段右端へ移動 U 実行型 中段左端へ移動 V 予約型 貼り付け 1 予約型 スキャナの設定 2 予約型 カラー/モノクロ設定 3 予約型 倍率設定 4 予約型 設定の初期化 7 実行型 上段左端へ移動 8 実行型 上段中央へ移動 9 実行型 上段右端へ移動 ^ 予約型 バージョン情報 \ 予約型 キー操作一覧 テンキー0 予約型 らくらくビューアの終了 テンキー1 実行型 下段左端へ移動 テンキー2 実行型 下段中央へ移動 テンキー3 実行型 下段右端へ移動 テンキー4 実行型 中段左端へ移動 テンキー5 実行型 中段中央へ移動 テンキー6 実行型 中段右端へ移動 テンキー7 実行型 上段左端へ移動 テンキー8 実行型 上段中央へ移動 テンキー9 実行型 上段右端へ移動 SHIFT+→ 実行型 右へ大きく移動 SHIFT+← 実行型 左へ大きく移動 SHIFT+↑ 実行型 上へ大きく移動 SHIFT+↓ 実行型 下へ大きく移動 CTRL+→ 実行型 右端またはマーク位置へ移動 CTRL+← 実行型 左端またはマーク位置へ移動 CTRL+↑ 実行型 上端またはマーク位置へ移動 CTRL+↓ 実行型 下端またはマーク位置へ移動 CTRL+Space 実行型 スキャナからの読み込み CTRL+C 実行型 記憶 CTRL+O 実行型 画像ファイルの読み込み CTRL+Q 実行型 らくらくビューアの終了 CTRL+V 実行型 貼り付け CTRL+W 実行型 画像ファイルの保存 CTRL+1 実行型 スキャナの設定 CTRL+2 実行型 カラー/モノクロ設定 CTRL+3 実行型 倍率設定 CTRL+4 実行型 設定の初期化 CTRL+^ 実行型 バージョン情報 CTRL+\ 実行型 キー操作一覧 CTRL+テンキー0 実行型 らくらくビューアの終了 CTRL+テンキー1 実行型 フルカラー表示 CTRL+テンキー2 実行型 モノクロ表示 CTRL+テンキー3 実行型 モノクロ反転表示 CTRL+テンキー4 実行型 倍率アップ CTRL+テンキー5 予約型 全初期化 CTRL+テンキー6 実行型 倍率ダウン CTRL+テンキー7 実行型 左90°回転 CTRL+テンキー8 実行型 180°回転 CTRL+テンキー9 実行型 右90°回転 ALT+Enter 実行型 画像の情報 ──────────────────────────────────── 【ご注意】 (1) 本書の著作権は、アイネット株式会社に帰属します。 (2) 本書の内容の全部または一部を、著作者に無断で転載あるいは複製するこ とは、法令の別段の定めがある場合を除き、固く禁じられています。 (3) 本書の内容は、本製品の改良のため、将来予告なく変更されることがあり ます。 (4) 本書に記載されている製品名、商品名、会社名は、それぞれの会社の商標 または登録商標です。 ────────────────────────────────────